自民党有志勉強会、「自衛権」明記案で一致

自民党の青山繁晴参院議員
自民党の青山繁晴参院議員

 自民党の青山繁晴参院議員ら有志は1日夕、憲法9条に関する勉強会を国会内で開き、1、2項を維持した上で、3項を新設し「自衛権」と明記する案について「前2項の規定は、自衛権の発動を妨げない」とすることで一致した。勉強会としては今後、改憲をめぐる党内議論でこうした改憲案を表明し、浸透を図る。事務局の山田宏参院議員は「国民にとってわかりやすい表現が憲法上、良いのではないか」と説明した。

 推進本部が昨年末に示した「論点整理」では、自衛隊の明記について(1)9条1、2項を維持し自衛隊を明記する案(2)2項を削除し自衛隊の目的・性格をより明確化する案-の両論併記とした。

 推進本部は来週にも全体会合を開き、自衛隊明記について議論を再開する。党執行部は公明党や世論に配慮し、昨年5月の安倍晋三首相提案に沿う(1)案で党内意見の集約を目指している。一方、平成24年の党改憲草案に携わった石破茂元幹事長ら国防族を中心に2項削除論は根強い。

 「自衛権」明記案は論点整理に含まれていおらず、有志による独自案だが、勉強会を主導してきた青山氏は「きちんと領土、領空、領海を守れる憲法でありたい、そういう憲法にしたい。石破路線、安倍路線の対決になるのではなく、問題提起できるようにしたい」と語った。勉強会には11人が参加した。

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