「利上げペース」「トランプ政策」「メンバー交代」、パウエル新議長、3つの課題

 FRBの次期議長に就任するパウエル氏は、当面は前任のイエレン氏が敷いた「緩やかな利上げ」路線を継続するとみられる。新体制のもと「調整型」とされるパウエル氏の手腕への期待は高いが、適切な利上げペースの見極めなどの難題も多い。3つの視点からパウエル新体制の課題を検証した。(ワシントン 塩原永久)

 ■物価の低迷

 FRBの目下の課題は物価だ。物価上昇率は目標とする2%を長く下回っている。上向かないインフレ率をイエレン氏は「謎だ」と述べ、リスク要因として警戒した。

 FRBは昨年12月、今年の利上げ回数が3回になるとの見通しを公表した。3回は昨年と同じペースだが、米株式相場は主要指数の最高値更新が相次ぎ、景気過熱への警戒感もある。

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