父の教え

「本当の優しさは強さ」 サンミュージックプロダクション社長・相沢正久さん

【父の教え】「本当の優しさは強さ」 サンミュージックプロダクション社長・相沢正久さん
【父の教え】「本当の優しさは強さ」 サンミュージックプロダクション社長・相沢正久さん
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 数多くのアイドル歌手をマネジメントしてきた芸能事務所サンミュージックプロダクション。現在は歌手のみならず、多くの人気お笑い芸人を擁し、エンターテインメント企業として事業の幅を広げている。相沢正久社長(68)が、会社を興した父、秀禎さんから学んだのは、相手の身になって考える姿勢だという。

 秀禎さんは子供のころから音楽が大好きだった。13歳のときに買ってもらったギターで弾いていたのは、「影を慕いて」など哀調を帯びた曲だ。

 だが、昭和20年、転機が訪れる。終戦とともに米国から押し寄せてきた、明るいカントリーミュージックのとりこになったのだ。

 神奈川県横須賀市に住んでいた秀禎さんはバンドを組み、米軍キャンプで演奏した。カントリーを演奏すると、聴衆からは割れんばかりの拍手。「このとき『音楽は人を幸せにするものなんだと気付いた』とよく話していました」

 売れっ子になった秀禎さんは連日連夜ステージに立った。「僕が幼稚園に行くときは寝ている。帰ってくるといない。どんな商売をしているのか分からず、ほかのお父さんとは違うな、という印象しかありませんでした」

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