京都大学に留学して日本語や日本文化を学んでいる13カ国18人の留学生が31日、産経新聞大阪本社(大阪市浪速区)を訪れ、新聞の作りやニュースについて研修。持ち寄った記事をもとに模擬新聞を作成した。
研修を受けたのは、昨年10月から約1年間、京大国際高等教育院の日本語・日本文化教育センターに留学中の韓国、中国、ハンガリー、ルーマニア、ベトナム、ロシア、インド、イタリア、ニュージーランド、カナダ、タイ、英国、オランダの大学生。文部科学省が、日本を深く理解する海外の人材育成を目的に全国の大学で受け入れている「日本語・日本文化研修留学生」として学んでいる。
模擬新聞作りでは、中国の留学生が歌舞伎俳優の板東玉三郎の魅力を紹介。タイの留学生は関西の料理の味の感想を述べた記事などについて本紙記者から添削指導を受け、「見出し」などを考案。レイアウト端末を使い新聞を完成させた。
ニュージーランドからの留学生、ガルピン・ブレナンさん(21)は「見出しをつけるのは大変だったけど、おもしろかった。日本の新聞は難しいというイメージを持っていたが、これからは読んでみたい」と話した。