【ソロモンの頭巾】長辻象平 タイゴースト 妖精のような艶やかさ…アメリカザリガニの華麗な変身(2/4ページ) - 産経ニュース

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ソロモンの頭巾

長辻象平 タイゴースト 妖精のような艶やかさ…アメリカザリガニの華麗な変身

 ザリガニ類の生態影響に詳しい金沢大学環日本海域環境研究センター准教授の西川潮さんは「外来生物法は厳しい法律なので、現状でアメリカザリガニを指定すると子供の犯罪者が多出しかねないことも未指定の理由の一つ」と話す。

 輸入されているタイゴーストの学名はプロカンバルス・クラーキ。日本中に定着しているアメリカザリガニと同一種というわけだ。

 だから特定外来生物には該当せず、必要な書類が添えられていれば合法的に輸入できる。体色が変化していても、コイと錦ゴイが生物学上の同一種として扱われるのと同じ理屈だ。

 アメリカザリガニの錦ゴイ版ともいえるタイゴーストの起源で興味深い情報を耳にした。ルーツは日本の可能性が高いという。

 森さんによると、タイゴーストの出現より10〜20年早い1996年と2009年に、埼玉と愛知の自然の池で野生のゴーストアメリカザリガニが発見されているからだ。

 ちなみに、ゴーストとは「ヒゲが白く、体が部分的に白化している個体」のことだ。白化していない部分には赤色が残って紅白混在に。白化がより進んだ個体では部分的に青みを帯びるものもいる。