2018平昌五輪

文在寅政権に翻弄される韓国アイスホッケー女子 胸引き裂かれる選手 監督は「我々は餌?」

 朝鮮日報によると、シン・ソジョンは2016年に韓国人として初めて全米女子アイスホッケーリーグのチームに入団した実績を持つが、現在の年俸は1500万ウォン(約150万円)。チーム最年長の34歳でエースFWハン・スジンは大学でピアノを専攻したが、同好会でアイスホッケーの虜になり、自費で日本にホッケー留学したほど。それでも今はアルバイトで餃子を毎日300個作って生活費を稼いでいる。韓国選手は実業団チームが一つもない中、1日6万ウォン(約6000円)の代表手当だけで五輪の準備をしていたという。

 韓国の世論調査会社が1月9〜10日に実施した「女子アイスホッケー合同チーム」に関する調査で、72.2%が「結成の必要はない」と回答。1月25日に発表された文在寅大統領の支持率は59.8%で、前週から6.2ポイント減少し、就任後初めて6割を割り込んだと聯合ニュースは報じた。

 韓国メディアは「強い反発世論を無視し女子アイスホッケー代表を政治の犠牲者にした」と批判した。それに同調するように、韓国のネットユーザーからは「今まで苦労してきた選手たちがかわいそう」「監督と選手はボイコットすべき」「スポーツに政治色を持ち込むべきではない」などと書き込んだ。

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