関西の議論

建設ラッシュで沸く京都、その影で遺跡調査員の人手不足が深刻…開始まで4カ月待ちの異常事態 

 奈良市の元興寺文化財研究所(公益財団法人)は、京都市南区の4300平方メートルという広い現場で昨年4月から8カ月間にわたり実施した調査に、約10人の大学生を参加させた。佐藤亜聖・主任研究員は「主に遺構の図面を作成してもらったが、当初はおぼつかなかった技術も、後半にはかなりスキルアップして十分な戦力になり、こちらも助かった」と効果を認める。

 ようやく緒に就いたばかりの若手育成策。現場それぞれの工夫で明るい兆しが見えてきたが、現状を変えるほどの効果が現れているわけではない。まだまだ道のりは長そうだ。