大阪国際女子マラソン

住吉区出身、生粋の大阪人 松田瑞生を支えた鍼灸院営む母と出身中学

 自分の体を一番よく知る母の気遣いで、一気に初マラソンの緊張がほぐれた松田。力強い走りで先頭集団を牽(けん)引(いん)し、集団から抜け出した高校の後輩、前田穂南(21)=天満屋=に31キロ手前で追いつくと一気に抜き去り、ゴールのヤンマースタジアム長居に戻ってきた。

母校から応援団

 同スタジアムは中学時代、毎日のように練習で外周を走った思い出の場所でもある。実業団入りしてからも、帰省時には必ず調整のため周辺を走ってきた。昨年12月には、母校の大阪市立大和川中学の陸上部員と一緒に走ったという。

 この日は、同中の陸上部員ら約20人がスタジアムに集まり、ピンクの横断幕を掲げて声援を送った。2年の竹田彩乃さん(13)は「楽しそうに走る松田先輩は、みんなのあこがれ。フルマラソンは初出場なのに1位になるなんて、本当に尊敬します。絶対に東京五輪に出場して輝いてほしい」と目を輝かせた。

 陸上部顧問の市来(いちき)浩幸教諭(52)は「(松田は)昔からパワフルな走りが特徴で、どんなにしんどくても最後までがんばり抜くタイプだった。地元の応援を力にして、立派なレース運びだった」と目を細めた。

 幼い頃から松田のことを知る地元の住民らも、応援のためにつくった手製のうちわを手に、観客席から声をからした。

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