ジャンボ宝くじも10月からネット販売へ 

 総務省は26日、ジャンボ宝くじを含む大半の宝くじが10月からインターネットで購入できるようになると発表した。宝くじの売上額は平成17年度の1兆1047億円をピークに、28年度は8452億円と減少傾向。購入利便性を高めることで、地方公共事業や福祉施策に活用される宝くじ財源の増加を目指す。

 発売元の都道府県などで構成する全国自治宝くじ事務協議会が24日に議決。野田聖子総務相は26日、「スマートフォンなどを通じていつでも買えるようにすることで売り上げを伸ばせれば」と述べた。

 購入は宝くじ公式サイトで会員登録の必要があり、クレジットカード決済に対応。野田氏は半年で50万人、将来的には380万人の会員獲得を目指していると明かした。

 これまでナンバーズやロトはネット購入することができたが、10月以降はジャンボ宝くじなど全宝くじの9割超がネットで購入できるようになる。削ったその場で当たりはずれが分かるスクラッチは除かれる。

 店舗と同様、1枚から購入可能で、「連番」や「バラ」でも購入できる。

 宝くじの当せん金は支払期間の1年を過ぎると、全額が発売元の都道府県などに納められる。ネット販売なら、購入時に登録した銀行口座に自動的に当せん金が振り込まれるため、受け取り忘れをなくすメリットがある。

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