介護職員「慢性的疲労」56% 腰痛や肩凝りの症状も 長野

 県内の介護施設で働く職員の56%が慢性的な疲労を感じている-。県民医連が23日に発表した調査結果で、介護現場のこうした実態が浮き彫りになった。

 調査は、県内約900の事業所を対象にアンケートを送付し、職員456人から回答があった。それによると、疲労感に関する設問では、41%が「疲れが翌日に残ることが多い」、15%が「休日でも回復せず、いつでも疲れている」とした。

 体調についても約半数が腰痛や肩凝りの症状を抱え、2割前後が頭痛、倦(けん)怠(たい)感、イライラ感を持っていると答えた。

 労働意欲は、辞めたいと「いつも思う」が8%、「ときどき思う」が55%に達した。介護の仕事に対する不安を聞いた設問では、「将来の生活への不安」「健康面の不安」がいずれも51%だったほか、「現在の生活への不安」が20%、「雇用の不安」も14%あった。

 決まって支払われる賃金は「20万円未満」が58%、「20万〜25万円未満」が28%だった。厚生労働省の賃金調査(平成28年)でも、施設職員の平均月収(残業代などを除く)は21万5千円にとどまり、全産業平均の30万4千円を大きく下回っていた。

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