全国各地のアンコウ料理が楽しめるイベント「全国あんこうサミット」が21日、北茨城市で開かれ、来場者は旬を迎えた冬の味覚を楽しんだ。
同サミットは東日本大震災で被害を受けた地元の観光業や水産業を盛り上げようと始まり、今年で4回目を迎えた。
会場の同市漁業歴史資料館「よう・そろー」(同市関南町仁井田)にはアンコウの漁獲量日本一を誇る山口県下関市など、北は青森から、南は熊本まで8県45団体が出店。アンコウ鍋を中心にご当地グルメなども販売した。午前10時の販売開始から15分ほどで売り切れる人気店もあった。
また、昨年12月に京都府で開催されたご当地鍋のコンテスト「鍋-1グランプリ」に優勝したまるみつ旅館(北茨城市平潟町)も参加。アンコウ鍋のスープを使った「あんこうラーメン」や「あんこうパスタ」などアレンジ料理を提供し、注目を集めていた。
北茨城市の小学4年生、 韮沢優衣さん(10)は「暖かくて、皮がコリコリしていておいしい。別のお店でもう1杯食べてみたい」と話し、鍋を頬張っていた。(鴨川一也)