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「絵画は見るものではなく読むもの」 『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』木村泰司著

『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』木村泰司著
『世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」』木村泰司著

 「絵画は見るものではなく、読むものである」。著者、木村泰司氏の言葉に感銘を受け、本書の企画はスタートした。

 日本人は絵画を見るときにどうしても「感性」という言葉を使いがちだ。しかし、古代から信仰の対象だった西洋美術は、「読む」というある一定のメッセージを伝えるために発展してきたという。それぞれの時代の政治、宗教、哲学、風習、価値観などが形になったのが美術品であり、建築なのだ。つまり、美術を深く読むことは、欧米の歴史を読み解くことでもある。

 こうした自国や隣国の歴史が反映された「西洋美術史」を欧米のエリートたちは当然のように学び、身につけている。西洋美術史は、世界標準の教養なのだ。この西洋美術史について、約2500年分の歴史を振り返って説明したのが本書である。

 「なぜ、古代の彫像は裸だったのか?」「宗教美術が生まれた理由」「カトリックとプロテスタントの争いが生み出した絵画」「ナポレオンは絵画をイメージ戦略に利用していた」など、それぞれの時代で美術品がどのような役割を果たし、どのようにその時代を表してきたかが一冊で理解できる。

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