「災害派遣念頭に自治体支援要請を」と石井啓一国交相 JR信越線大雪立ち往生で

石井啓一国交相
石井啓一国交相

 石井啓一国土交通相は19日の記者会見で、新潟県三条市のJR信越線で雪のため普通電車が11日夜から約15時間半にわたって駅間で立ち往生したトラブルについて、「状況に応じて、自衛隊の災害派遣も念頭に、自治体に支援を要請するなどの再発防止策を取るようJR東日本に改めて指導した」と明らかにした。

 このトラブルで、JR東は救急搬送以外に、乗客を救出するため自治体への支援要請を行わなかった。約430人の乗客が車内に留め置かれ、体調不良になる乗客も出た。石井氏は会見で「利用者に多大な迷惑を及ぼすことになり、誠に遺憾だ。利用者保護の視点が重要で、乗客の救出を最優先にした対応を取ることが求められる」と述べた。

 国交省はJR東に、自治体や警察、消防などへの支援要請以外に、代替輸送手段を確保するためバス事業者や関係機関と協力体制を整備するよう指示。避難可能な乗客らから順次救出することなどを含めあらゆる手段を取り、復旧や救出の見通しについても適切に情報提供するよう求めた。

 国交省は19日、大雪のほか、大雨などの自然災害でも長時間の駅間停車が発生する恐れがあるとして、全国の鉄道事業者にも対応策を講じるよう通知。対策状況について、JR東には1月末までに、その他の事業者には1カ月以内に報告するよう指示した。

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