東名夫婦死亡事故

「運転行為」該当が争点に 専門家も賛否 年内にも裁判員裁判

 神奈川県大井町の東名高速道路で平成29年6月、追い越し車線に無理やり停止させられた夫婦が追突死した事故は、年内にも裁判員裁判が始まる見通しだ。事故時に車を降りていた被告に「運転行為」を前提とした自動車運転処罰法の危険運転致死傷罪が適用できるのか。専門家の賛否も割れており、公判では最大の争点となる見込み。検察側は立証に全力を挙げる方針だ。

 年末年始の帰省シーズンを前にした同12月上旬、横浜市の車用品販売店ではドライブレコーダーを買い求める人の姿が見られた。購入を検討していた50代男性は「事故でトラブルになった際、画像で証拠も残り安心だ」と話した。

レコーダー購入急増

 夫婦の車の進路をふさいで停止させ事故を誘発したとして、県警は同10月10日に石橋和歩被告(26)を逮捕した。大型トラック追突までの経緯が報道されると、あおり行為など悪質運転への自衛策としてドライブレコーダーの売り上げが急増した。

 後続の大型トラックに追突され、全身を強く打つなどして死亡したのは、静岡市清水区の自動車整備業、萩山嘉久さん(45)と妻の友香さん(39)=いずれも当時=の2人。同乗していた長女と次女もけがを負った。

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