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赤い腹見せる空母、沈みながら機関砲撃ち続ける巡洋艦…日本海軍の最後呉軍港空襲 元海軍兵が見た地獄絵図

 21年11月、山本さんの長い任務はようやく解かれ、帰宅を許された。20年8月15日の終戦から1年以上も後になって初めて山本さんは故郷・三重へ帰還したのだ。

 戦後、海外の戦地で戦った日本兵や海外で暮らしていた民間の日本人の中から、「自分たちは祖国に見捨てられた」という話をよく聞く。確かにそういう人たちは少なくないかもしれない。しかし、わずかに残された軍艦を修復し、山本さんのように戦後、一度も実家に帰ることなく、海外に取り残された日本人を日本へ連れ帰るための復員輸送に従事していた軍人たちがいたことを私たちは決して忘れてはならない。

(2017年9月27日、10月5日掲載)

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