デニム生地そのものやデニムのある風景、デニムを身につけた人物を題材にした写真、動画、イラストなどを全国から募集した「デニムを楽しむコンテスト」の結果を2月にも発表するほか、デニムメーカーの工場などを希望者に見学してもらう「デニムツアー」を2、3月に1回ずつ予定している。
造船大手が作業用ユニフォームをデニム製に変更
市役所でも、趣旨に賛同する職員がデニム製品を身につけて仕事をする「デニム製品着用週間」を昨年、初めて全庁で実施。職員の多くがジーンズをはじめ、デニム製のジャケット、スカート、シャツ、ネクタイなどを着て仕事をした。ファッションショーという斬新なアイデアも、こうした取り組みの一環で考案された。
民間でも他業種からの応援があり、地元の造船大手「常石造船」は近く、作業用ユニフォームをデニム製に変更。デニム姿で仕事するスタイルに挑戦する地元企業も表れた。
枝広直幹市長は「ゆくゆくは『デニムといえば福山』と全国、海外から認知されることを目指したい」と夢を語る。