【水と生きる(5)】水を育む森を守り、琵琶湖を守る 長浜の水源で保全活動(1/3ページ) - 産経ニュース

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水と生きる(5)

水を育む森を守り、琵琶湖を守る 長浜の水源で保全活動

【水と生きる(5)】水を育む森を守り、琵琶湖を守る 長浜の水源で保全活動
【水と生きる(5)】水を育む森を守り、琵琶湖を守る 長浜の水源で保全活動
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 滋賀県北部と福井県南部にまたがる野坂山地。滋賀県長浜市西部の山あいの県道から木々の合間を縫って20分ほど山道を登ると、雪に覆われた広大な湿原が広がった。山地に降った雨や雪がいったん地下水となり、長い時間をかけてゆっくりとしみ出し、この山門湿原を形づくっている。

 豊富な水量を誇る県内最大の高層湿原で、約4万年前に形成されたとみられる。ミツガシワなど希少な水生や湿生の植物が自生し、周辺の森林を含めた35・3ヘクタールが保護区に指定されている。

 一帯は「山門(やまかど)水源の森」と呼ばれ、平成7年に林野庁の水源の森100選にも選ばれている。湿原から湧き出た水は斜面を流れ、約8キロ下流の琵琶湖北岸に注いでいる。森は、森林内で浄化した水を琵琶湖に供給する水源の役割も果たしている。

 琵琶湖は東京ドーム約2万2千杯分にあたる約27・5立方キロの水量を誇るが、豊富な水はこうして流れ込む約460本の河川が支えている。その水源の森が、近年環境の悪化にさらされているという。