まるで宇宙船、太陽系外から来た天体「オウムアムア」 そこに地球外生命の痕跡はあったのか?

 太陽系の外から飛来したとされる初の恒星間天体「オウムアムア」は、外側が厚い炭素の層で覆われ、内部が恒星の熱から守られる宇宙船のような構造になっている。そこに地球外生命またはその痕跡を調べる調査が進められているが、研究者たちは現時点でどのような見解を示しているのか。

オウムアムアの想像図。直径160mほどの細長い形をしていると見られる。IMAGE COURTESY OF ESO/M. KORNMESSER.

「オウムアムア(Oumuamua)」は、宇宙のどこかから太陽系に飛来してきたことが2017年11月に初めて確認された「恒星間天体」である。10月19日にハワイの望遠鏡で発見され、当初は彗星や小惑星と思われていたが、その後恒星間天体であることがわかった。この名称は11月7日、ハワイの言葉で斥候を意味する言葉にちなんで付けられた

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