県保健・疾病対策課は5日、最新週(昨年12月25〜31日)の感染症情報を発表した。県内のインフルエンザ感染届け出患者数は、1医療機関当たり27・25人に達し、過去5年間でみると、最速ペースで感染が広がっている。
保健所管内別の届け出患者数は、飯田54・43人、北信49・60人、上田45・38人、長野35・83人、佐久35・63人となり、「警報発令基準」(1医療機関当たりの届け出患者数30人以上)を超えた。
同課は「年末年始の休みが終わった学校や会社で、流行がさらに拡大する恐れがある」として、うがいや手洗いなど感染予防の徹底を呼びかけている。
届け出患者数は前週(12月18〜24日)、「注意報発令基準」(同10人以上)を超え20・08人となった。新型が半数以上占めたものの、A香港型やB型も検出されていた。