インフル、冬休み明けに警戒 前週から患者倍増 西日本で流行

インフルエンザシーズンを前に、漫画「進撃の巨人」とコラボして咳エチケットを呼びかける厚生労働省のポスター(提供写真)
インフルエンザシーズンを前に、漫画「進撃の巨人」とコラボして咳エチケットを呼びかける厚生労働省のポスター(提供写真)

 厚生労働省は5日、全国約5千カ所の医療機関から昨年12月18〜24日に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり12・87人と注意報レベルとされる10を超えたと発表した。流行は例年より早く始まっており、厚労省は「例年、年末年始は学校や職場、医療機関が休みとなり少し減るが、1月に入って再び患者が増える恐れがある」と警戒している。

 国立感染症研究所によると、12月18〜24日に全国の医療機関を受診した患者は約66万人と推計され、前週(約35万人)からほぼ倍増した。

 都道府県別では、宮崎県(26・03人)▽長崎県(25・57人)▽岡山県(25・19人)▽山口県(22・22人)▽大分県(20・95人)-の順で、西日本で特に流行している。

 厚労省は、せきやくしゃみが出る人はマスクをして感染拡大を防ぐよう呼びかけている。

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