浪速風

少子高齢化は国難か 「いのち輝く」長寿社会を大阪万博で

少子高齢化というと、負のイメージしかないのはなぜだろう。昨年の出生数は2年連続で100万人を割った。生産年齢人口が減少し、高齢者が増え続ける。今年は75歳以上が65〜74歳を上回ると予想されている。確かに「国難」である。が、長寿は悪いことではあるまい。

▶日本人の平均寿命は男女とも80歳を超え、女性は米寿に達する。医学の進歩で、がんも不治の病ではなくなりつつある。「人生100歳時代」はすぐそこだ。65歳を過ぎても元気で、まだまだ働きたいという高齢者は多い。小欄もすでに仲間入りしたが、高齢者と呼ばれたくない。

▶2021年に関西で開催される「ワールドマスターズゲームズ」は生涯スポーツの国際大会である。masterには「…に精通した人」の意味がある。豊富な経験と知識を社会に役立てる。肉体の衰えは科学が補ってくれるだろう。そんな「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマの万博を、ぜひ大阪で開きたい。