はやぶさ2、再び感動を 6月にも小惑星「リュウグウ」到着

 津田氏は「心配は尽きないが、覚悟の上で挑戦に乗り出した。成功させ、最大限に成果を引き出したい」と強調する。

 初代はやぶさは多くの危機を乗り越えて帰還し、国民的なブームとなった。2代目が帰還するのは東京五輪の閉幕後となる32年末ごろ。五輪とともに大きな感動を再びもたらしてくれるだろうか。(草下健夫)

小惑星、調べる狙いは

 はやぶさ2による小惑星探査の意義や狙いをQ&A方式でまとめた。

 Q 小惑星とは

 A 太陽の周りを回る彗星(すいせい)やちり以外の小さな天体で、直径数キロ以下が多い。46億年前の太陽系誕生時に、惑星に成長できなかった小天体などが起源だ。

 Q どこにあるのか

 A 大半は火星と木星の間の小惑星帯にあり、70万個以上が見つかっている。リュウグウはここから離れた場所にあり、地球の近くを通ることもある。

 Q なぜ小惑星を探査するのか

 A 小惑星は一般に太陽から遠いため低温で、太陽系誕生時の物質の状態が保たれている。いわば冷凍保存されたタイムカプセルで、太陽系の歴史を探るのに適しているためだ。

 Q リュウグウを探査する意義は

 A 原始地球では小惑星などの衝突によって有機物や水が運び込まれ、これが生命の材料になったとの仮説がある。リュウグウには有機物などが豊富に存在するとみられ、仮説の検証に役立つと期待される。

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