祖父は大鵬、父は貴闘力の高3・納谷幸之介が角界デビュー 小学生で「俺は大鵬より強くなる」 

祖父は大鵬、父は貴闘力の高3・納谷幸之介が角界デビュー 小学生で「俺は大鵬より強くなる」 
祖父は大鵬、父は貴闘力の高3・納谷幸之介が角界デビュー 小学生で「俺は大鵬より強くなる」 
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 角界が年の瀬まで横綱日馬富士による平幕貴ノ岩への暴行事件で大混乱を続けた中、一つ明るいニュースがあった。今は亡き元横綱大鵬の孫で、埼玉栄高相撲部3年の納谷幸之介が平成29年12月中旬に大嶽部屋への入門会見を開いた。190センチ、160キロの体格で2017年の全国高校選抜大会を制し、国体の少年では個人と団体で優勝している17歳は「小さい頃から夢はプロになること。おじいちゃんからは『一生懸命やれ』と言われていた。力をつけて幕内で活躍できる力士になりたい」と抱負を述べた。

 元大鵬夫人の納谷芳子さんは孫の会見をそばで見守り、元大鵬と「似てますよね」とうれしそうにつぶやいた。一つの逸話も明かす。「あれは小学生のときだったかな。『俺は親方(大鵬)より強くなる』と言ってましたねえ」。普段は厳格な元大鵬もこのときばかりはにこっと笑って「頑張れよ」と返したという。芳子さんは「よく言ったなあと思いましたよ。実際(相撲界に)入ってくれてすごいうれしい」と声を弾ませた。

 納谷は元大鵬の三女・美絵子さんと元関脇貴闘力との間に生まれた三男。幼少の頃、相撲を始め、小学2年で地元の相撲クラブに入り、本格的な稽古を始めた。入門する大嶽部屋は一代年寄の大鵬親方が率いた大鵬部屋の流れをくんでいる。 

 中学生の頃から指導してきた同校の山田道紀監督は納谷の魅力を「努力する素質が一番長けている」と評した。普段の稽古に精進するだけでなく、夜間にもランニングやトレーニングに励んできたのを知っているだけに「人が見ないところで努力できる。彼の持っているひたむきさはすごい」と絶賛。その背景に「祖父や父を目指して、部屋を大きくしたいという目標があるのだろう」と推察した。

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