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北がトランプ氏にまさかの反撃…実は気になる国際世論

 核弾頭を搭載できる長距離弾道ミサイル開発を強行して地域を不安定にさせる北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と、核開発を阻止しようとするトランプ米大統領との激しい罵しり合いが繰り広げられる中、北朝鮮外務省がまさかの反撃に出た。世界各国の停止要請を無視して核・ミサイル開発を続ける北朝鮮だが、実のところは国際世論を気にする独裁国家のようだ。

北、トランプ氏を「精神的におかしな老いぼれ」

 AFP通信などによると、エルサレムをイスラエルの首都と認定したトランプ氏に対し、北朝鮮外務省の報道官が「パレスチナ人民をはじめアラブ人民への確固たる支持と連帯を表明する」など米国側を非難した。

 この「連帯を表明する」という言葉は、先進7カ国(G7)などが無差別テロで市民が犠牲になった国に対して首脳が送る声明やメッセージによく盛り込まれるものだ。

 トランプ氏も、まさか米国が長年の課題として抱えてきたエルサレムの首都認定を、北朝鮮からこのような言葉で非難されるとは思っていなかっただろう。

 もちろん、ご多分にもれず、この北朝鮮外務省の報道官もトランプ氏を「老いぼれ」と呼び捨てるなど罵倒する非難を展開した。

 声明では「精神的におかしな老いぼれが、国連で公然と主権国家の完全破壊を呼びかけた事実に鑑みれば、今回の行為も驚くには当たらない」と指摘。トランプ氏への個人攻撃を繰り広げた後は、米国による自国への圧力を利用して米側の外交政策の不当性を主張した。