米保守派重鎮ブキャナン氏「北みずから核放棄踏み切ることはない」インタビュー詳報

 米保守派の重鎮、パット・ブキャナン氏は産経新聞とのインタビューで北朝鮮情勢に関し、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)保有を阻止するための軍事衝突の可能性を排除しないとしつつ、「北朝鮮が自ら核放棄に踏み切ることはない」との現実を前提に対北戦略を推進すべきだと強調した。インタビューの詳報は以下の通り。

 --トランプ政権による北朝鮮に対する「最大限の圧力」政策は奏功するか

 「金正恩(朝鮮労働党委員長)が核と弾道ミサイルの保有を放棄することはない。金氏は、リビアの最高指導者カダフィ氏が核を放棄したせいで(内戦に際し)北大西洋条約機構(NATO)に攻撃されたのを見ている。金氏は米国を信用しておらず、核だけが体制の安全と生存を保障する手段だと確信している」

 --トランプ政権が軍事的選択肢をとる可能性は

 「マティス国防長官やマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、ティラーソン国務長官らは軍事的選択肢を望んでいないとみる。北朝鮮と韓国、日本、米国にとって恐ろしい事態となるからだ。金氏も米国を圧迫し過ぎれば逆鱗(げきりん)に触れることは理解しているはずだ。だから対話の模索が期待できる」