福島県郡山市の安積国造神社で28日、五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を祈る「大鏡餅奉納式」の神事が行われた。この日は、約50人の氏子が午前5時から約2時間半かけて約150キロの餅をついた後、地元の子供たちも歌に合わせて「千本杵」と呼ばれる小さな木の棒で餅をついた。
餅は、直径約50センチと90センチの鏡餅に仕上げられ、台に乗せて社殿までかつがれ、神前に供えられた。
餅つきに参加した中村允さん(13)は今年初めて参加したといい、一緒に餅つきをした兄の和平さん(20)は「おいしい、うまくできたと思う」と笑顔をみせた。