シリア情勢

砲撃で片目失った男児の写真が訴える「悲惨な戦闘やめよう」

 【カイロ=佐藤貴生】砲撃で片目を失ったシリアの男児の写真が、「悲惨な戦闘をやめよう」という思いを乗せて世界に広がっている。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は壊滅状態に陥ったものの、シリアではいまなお戦火が絶えない。重い病を抱えた人を筆頭に数十万人が助けを求めている。

 英BBC放送などによると、男児は生後2カ月のカリムちゃん。シリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区で10月下旬、砲弾により負傷した。母親はこのとき死亡したという。

 カリムちゃんの写真は12月、東グータの惨状が報じられてから本格的に脚光を浴び、片目をふさいだ写真がツイッターに多数投稿された。シリアの子供たちや病院関係者のほかドイツの新聞社の一団、さらには英国のライクロフト国連大使も、国連内の自分の席で片目をふさいでいる写真を投稿した。