というわけで、過去の6部作と誠実に向き合ってきた人なら、本作は、けなす要素が皆無なのがよく分かります。そして、SWの生みの親、ジョージ・ルーカス監督の製作工房、スカイウォーカー・ランチに宿泊&取材経験のある頭のおかしい記者のようなダイ・ハードなファンはもちろん、全映画ファンは、ネット上のステルス・マーケティング(ステマ)に惑わされることなく、映画館に足を運んでほしいと思います。記者もあと3回くらい観ようと思います。
本作を手がけたライアン・ジョンソン監督は、シリーズの10〜12を手がけることが既に決まっています。SWの神話はまだまだ続くのです。 (岡田敏一)
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【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当を経て大阪文化部編集委員。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。
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