衝撃事件の核心

ガールズバーの店長は16歳少女、ネオンの陰に消えた彼女たちのエレジー(哀歌)

府警の調べに対し、Aは自身の取り分について「月約24万円の収入があった」と供述した。従業員らは月に数回の勤務で、最大で5万円程度だったという。

未成年を売りにしていたわけでもなく、その意味では正統派のガールズバーとして競合他店としのぎを削っていた。しかし激戦区の京橋で、年端もいかない少女たちばかりの店が立ちゆくわけもなく、売り上げは徐々にしぼんでいく。Aが「テナント代」の名目でオーナー側に納めなければならなかった月々の90万円も滞り、ついに10月末に閉店。少女たちが夢を重ねたガールズバーは、あっけなく夜の闇に埋もれた。

府警はそれに先立つ9月初旬、深夜徘徊や未成年喫煙で補導していた当時13歳の中学2年の女子生徒が、京橋のガールズバーで働いているとの情報を得て捜査を開始。閉店後の11月15日に店舗を捜索し、12月6日までに、この女子生徒を店で働かせ、酒を伴う席で男性客に接客させたとして、児童福祉法違反などの疑いでAや副店長で定時制高校に通う別の少女(16)を逮捕し、従業員だった13〜16歳の6人を補導した。

府警幹部は「未成年が働かされていた事件は過去にもあるが、店長が16歳だったのは驚きだ」としながら「少女たちを継続的に指導することで、重大事件に巻き込まれないように見守っていく」と話した。