京都市は26日、左京区の持ち帰りすし専門店「中村屋」で購入したすしを食べた計32人が腹痛や下痢など食中毒の症状を訴え、うち8人と同店の調理従事者2人からノロウィルスが検出されたと発表した。店は24日から自主休業しており、市は26〜28日の営業停止を命じた。
中村屋は「助六寿司」専門で、たびたび雑誌などに登場する有名店。市保健所によると、20日にすしを食べた児童や保護者計20人(8歳〜50歳)の男女のうちの19人が、また法事で集まっていた別のグループ18人(9歳〜82歳)の13人が21日から23日にかけて症状を訴えた。23日に同店から市に連絡があり、12人に検査をしたところ、各グループ4人ずつからノロウィルスが検出された。いずれも症状は回復している。