監視カメラ、給水チューブ…わずか2畳監禁部屋の異常 15年間閉じ込められた長女はやせ細って死亡

 幹線道路に面した柿元泰孝、由加里両容疑者の自宅は高さ2メートル近くの壁で囲まれ、敷地内の様子はうかがえない。鉄製の門の付近には複数の防犯カメラ。長女の愛里さんはここで、15年以上にわたって監禁状態に置かれていたという。

 大阪府警捜査1課によると、2畳ほどのプレハブ部屋には簡易トイレが設置され、生活スペースはわずか1畳。食事も室内で取らせ、水は部屋の外にあるタンクからチューブを延ばして飲めるようにしていた。

 ダクトを室内に引き込んでクーラーを使えるようにしていたが、暖房はなかったという。二重扉で外から施錠し、監視カメラで室内の様子を確認。スピーカーを通して会話していた。

 愛里さんが死亡して数日後の今月23日、両容疑者は府警寝屋川署に出頭。捜査員が自宅に踏み込んだ際、愛里さんは寝間着を着た状態であお向けに横たわり、骨の形がくっきりと見えるほどやせ細っていた。

 「精神障害で暴れるようになった」と監禁を始めた理由を供述した両容疑者。周囲には愛里さんの存在を隠していたのか、近所の女性(55)は「女の子が2人いると聞いたことがあるが、長女は名前も知らず、姿を見たこともない」と話していた。

会員限定記事会員サービス詳細