≪垂れ耳のイヌは性格が穏やか≫
来年は戌年。日本ではイヌは番犬として、家族として暮らしてきた長い歴史がある。そのせいだろうか、日本人にはイヌを食べるという習慣がない。
そして今や飼育される犬種は多種多様であり、しかも驚くほど性格の違いがあることを皆さんはご存じだろう。そこで私が注目したいのは、耳が立っているか、垂れているか、という点だ。
ジャパンケネルクラブ(2016年度版)に登録されているイヌのうち登録の多い、つまり人気のあるイヌ18種と、耳の特徴(垂れ耳か立ち耳か)、そしてプロが判断した性格の穏やかさについての評価を見てみると、こんな結果となる。
まず垂れ耳型のイヌである。
トイ・プードル、ミニチュア・ダックスフンド、ミニチュア・シュナウザー、シー・ズー、マルチーズ、ゴールデン・レトリーバー、パグ、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、ラブラドール・レトリーバー、ビーグルの10種で、性格の穏やかさの平均は最高を10として7・9である。
一方、立ち耳型のイヌは、チワワ、ポメラニアン、シバイヌ、ヨークシャー・テリア、フレンチ・ブルドッグ、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、パピヨン、ミニチュア・ピンシャーの8種だが、性格の穏やかさの平均は6・0だ。