天皇陛下84歳

被災地ご慰問 復興への取り組み「心強い」

 象徴の務めとして、皇后さまとともに自然災害の被災地に心を寄せられてきた天皇陛下。今年も7月の九州北部豪雨、平成27年5月の口永良部島噴火の被災者を直接励まされた。

 10月27日、陛下は豪雨被災地の福岡県朝倉市に向かう途中、家屋が土砂に埋まったままの現場を高速道路上からご視察。記者会見では「車中から見た災害の大きさは、自然の力の恐ろしさを改めて感じさせるものでした」と振り返られた。

 死者・行方不明者計41人に上る甚大な被害を憂え、強行日程で実現したご慰問。朝倉市と大分県日田市では、遺族らにいたわりの言葉をかけられた。「深い悲しみの中にありながら、皆で協力して懸命に復興に取り組んでいることを、心強く思いました」。会見ではこう述べられた。

 11月16日には鹿児島県の屋久島に足を運び、一時全島避難を強いられた口永良部島民とご懇談。会見では事前に避難訓練が行われ、全島民が無事に避難したことに触れた上で、復興に向けた動きを「うれしく思います」と語られた。自然災害に備え、「人々が助け合うことがどれほど重要かということに、思いを深くしました」とも訴えられた。

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