肝腫瘍の検査結果見逃す 兵庫県立尼崎総合医療センター

 兵庫県は22日、県立尼崎総合医療センター(尼崎市東難波町)で、80歳代の男性患者の肝腫瘍の検査結果を見落としていたと発表した。治療が遅れたことで腫瘍が拡大したが、今のところ生命への影響はないという。

 県によると、男性は平成27年9月、同院で糖尿病による異常がないかを調べる腹部超音波(エコー)検査を受けた。しかし、30代の女性医師が検査結果に記載された「肝腫瘍の疑い」の表示を見逃していたという。

 今年8月に患者の家族から他院での検査で肝腫瘍が見つかったとの申し出があり、これまでの検査結果を確認したところ、見落としが発覚した。

 腫瘍は1センチから5センチにまで拡大し、熱を発するラジオ波を使って腫瘍を消滅させる治療ができなくなった。男性は9月に同院で治療を受け、経過観察を続けているという。