■高島市長、研究会で事業性検証
福岡市の高島宗一郎市長は21日の記者会見で、博多駅と博多港ウオーターフロント地区を結ぶ新しい交通手段に関する研究会を設立すると、明らかにした。高島氏は自身の夢として、ロープウエーを導入する構想を描いており、事業性について助言を受ける。
研究会は有識者で構成し、来年3月までに設置する。ロープウエーやモノレールなど幅広い交通手段について、輸送力やコスト、構造上の課題を検証し、事業化の判断材料を提供する。
高島氏は、観光客の増加に伴う交通渋滞緩和が喫緊の課題とし、「ロープウエーは低コストで建設期間が短く、輸送力は実は大きい。他にもいろいろな輸送方法がある。現実的にできるか検証したい」と語った。
高島氏は、博多駅とウオーターフロント、天神をロープウエーで結ぶ「福岡スカイウェイ構想」を、今月5日、自身の政治資金パーティーで披露した。