夜間に居酒屋をオープンしたところ、大人たちが集う場所になった。ハロウィーンやクリスマスの行事にあわせ、商店などとタイアップしたイベントを行うと、子供たちでにぎわい始めた。
ともに住民アイデアをもとに実現したプラン。レストランを運営するNPO法人「すまいるセンター」代表理事の西上孔雄(よしお)さん(50)は「レストランは世代をつなぐ地域活性化のきっかけになる」と話した。
食を通じて住民参加で地域課題に取り組むこうした手法は「コミュニティレストラン」とも呼ばれ、地域活性化の新たなスタイルとして注目を集めつつある。ニュータウンの人口減少は進んでいるものの、街に暮らす人々を結びつけることで、新たな可能性を模索している。 =(下)に続く