関西の議論

東京化する大阪弁「してまう」から「しちゃう」へ…府民3分の2使用「関西的思考」消滅、ネオ関西弁も拡散

 このほかの回答者からも、「〜ちゃう」だけで使うかどうか尋ねると、「違和感がある」という声が多く聞かれた。「『買っちゃう』やと改まった感じだけど、『〜ねん』をつけると友達同士感覚になる」(大阪市旭区の20代後半の女性)という回答もあった。

 「〜ねん」は大阪では本来、「やってまうねん」「してまうねん」のほか、「行くねん」「あかんねん」などと使われ、東京の「〜ちゃう」を大阪弁の文法に乗せて使っているともいえる。

 この「〜ちゃう」は東京由来だが、驚くことに、そのことを知らないとする回答が目立った。50人全員にこの質問はできなかったが、それでも21人が東京由来であることを知らず、分かっていたのは6人だった。「〜ちゃう」を使う32人の中でも、15人が東京由来であることを知らなかった。

 豊中市の飲食店勤務の男性(46)は「〜ちゃう」について「ええっ!大阪弁やないんですか。『〜ねん』もつけて使うので大阪っぽいと思っていた」と驚いた。

 数十年前、大阪で「〜ちゃう」と言えば、代表的な東京弁の言い回しとされたが、今や大阪弁、関西弁の中に定着し、その由来がどこかはっきりしなくなっている。

 ところで、この「〜ちゃう」はいつごろから東京で使われているのだろうか。ちなみに、「〜ちゃう」は、「並んじゃう」「泳いじゃう」というように、「〜」の部分が「ん」や「い」になると、「〜じゃう」に変化する。