19日午後4時50分ごろ、岡山市北区のJR山陽新幹線岡山駅で、乗客の飼い犬がホーム上から線路内に入った。この影響で、同新幹線は相生―新倉敷の上下線で2度にわたり運転を見合わせた。
JR西日本によると、下り線ホームにいた乗客が連れていた黒い小型犬が逃げ出し、線路上を東方へ走り去った。駅員らがしばらく捜したが見つからず、約50分後に運転再開。速度を落として運行した。
その後、岡山駅の東約4キロの線路内に犬がいるのを作業員が発見。再び運転を止めたが、また行方が分からなくなり、午後7時半すぎに再度運行を始めた。
この影響で、山陽新幹線は新大阪―博多間で上下計54本に遅れが生じた。最大は1時間20分遅れで、約3万1200人に影響した。
規定では、飼い犬を改札内に連れて行く場合、扉付きのケージに入れる必要があるという。