【開発ヒストリー】「しわ改善で豊かな表情取り戻して!」薬用クリーム「エリクシール」大ヒットの舞台裏(2/3ページ) - 産経ニュース

速報

速報

川井梨沙子が金 初の姉妹金メダル レスリング女子57キロ級

メインコンテンツ

開発ヒストリー

「しわ改善で豊かな表情取り戻して!」薬用クリーム「エリクシール」大ヒットの舞台裏

 苦労の甲斐あり、CMとウェブ動画のそれぞれが日本最大級の広告賞で受賞。下村氏は「これほど短期間の準備は初めて。本当に大変だった」と振り返る。

 一方、同じころ、スキンケアブランドのエリクシールを統括するコスメティクスブランド事業本部の北原規稚子ブランドマネージャーは商品化に奮闘していた。資生堂が純粋レチノールの研究を始めたのは約30年前。医薬部外品としての発売は悲願だ。

 「しわは女性の大きな悩み。純粋レチノールは必ず受け入れられる。ぜひエリクシールから発売したい」

 純粋レチノールの効果が認められると、北原氏は急いで企画をまとめ、商品化を決める会議で居並ぶ役員に熱弁を振るった。その結果、国内スキンケア市場で10年間も売り上げ首位を守り、幅広い消費者と接点を持つエリクシールでの発売が決まったが、翌日に持ち越された結論を聞くまでの1日は長い時間だった。

 さらに発売公表後には予想を超える引き合いが殺到するという事態も起きた。北原氏は生産能力を積み増す必要があると判断。自ら静岡の工場に赴き、工場長らに「必ず多くのお客さまに求められる商品になるので安心してほしい」と能力拡充を説得した。