ドナルド・トランプ米大統領の5カ国にわたった「アジア歴訪」は、アジアといっても、北朝鮮危機の行方が、アジアにとって最大の問題であることを、改めて示した。(夕刊フジ)
トランプ氏は日本に2泊して、手厚い歓迎を受けた後に、韓国に1泊し、中国に2泊した。
小さなことかもしれないが、韓国と中国の国賓晩餐(ばんさん)会で発表された献立(メニュー)に、注目したい。
ソウルの晩餐会では、不法占拠している島根県・竹島(韓国名・独島)のエビを供した。竹島を盗んでいるから盗品だ。
他方、北京の人民大会堂における晩餐会では、中国が不法に7つの人工島を建設し、内海にして支配しようとしている南シナ海の魚が供された。
韓国と中国の歴史は、王朝が興っては滅び、政敵の食物に毒を盛って葬ってきたものだ。品位のない国であることを示している。韓国、中国は油断も隙も、あったものでない。日本だけが真っ当な国なのだ。
北朝鮮危機がいつ爆発するか分からない。日本がある東アジアは、アナーキー(無秩序状態)にある。
枝野幸男代表の立憲民主党を支持した「専守防衛」を信仰している人々は、これまで憲法第9条が日本の平和を守ってきたと信じていよう。だが、東アジアをこのような無秩序状態にした最大の原因は何だろうか。
日本国憲法である。