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朝日新聞が「南京大虐殺」広めた…「虚構」が「史実」に

【浪速風】朝日新聞が「南京大虐殺」広めた…「虚構」が「史実」に(12月14日)
【浪速風】朝日新聞が「南京大虐殺」広めた…「虚構」が「史実」に(12月14日)
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朝日新聞の13日付「天声人語」は、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさんの言葉から稿を起こし、「記憶、とりわけ加害の記憶を受け止めるのは誰にとっても容易ではない」「日本軍が南京で多くの中国人を虐殺したのが、80年前の今月である」と書いた。中国はにんまりしているだろう。

▶南京での犠牲者は時とともに増え、中国は「30万人が虐殺された」とする。ありえない数字だが、このままでは「虚構」が「史実」になってしまう。「従軍慰安婦」の「強制連行」が独り歩きしたように、朝日の責任は大きい。本多勝一記者の「中国の旅」など過去の報道を検証して、訂正すべきではないか。

▶天声人語は朝日の看板コラムである。入試問題になったり、教師が生徒に書き写しを勧めるという。影響力は小欄の比ではあるまい。「記憶することの難しさと、忘却することの危うさ」と書くが、慰安婦問題での誤報を訂正・謝罪したのを「忘却」したのか。

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