兵庫県の姫路市立動物園(同市本町)で11日、今年の「酉(とり)」から来年の「戌(いぬ)」への干支(えと)の引き継ぎ式が行われた。同園ではイヌを飼育していないため、引き継ぎ式にはイヌ科の代表としてホンドタヌキが登場。昨年は鳥インフルエンザの影響で引き継ぎ式に参加できなかったチャボから、一足早いバトンタッチを受けた。
地元の市立野里小6年の児童約30人と、同園で飼育されているホンドタヌキの「どんべえ」(オス、1歳)、チャボ(メス、5歳)が参加。酉年生まれの児童が戌年生まれの児童に引き継ぎ証と「今年は私達の年です」と書かれたたすきを手渡した後、2匹とともに記念写真におさまった。
戌年生まれの同小6年、恒木碧海(あみ)さん(11)は「来年は中学生になるので、その自覚を持って1年を過ごしたい」と話した。