自民党の稲田朋美元防衛相が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」は11日、国会内で10月の衆院選後、初となる総会を開き、活動を再開した。稲田氏は冒頭、答弁などが批判された今年7月までの約1年間の防衛相時代を振り返り、「自分の経験不足、至らなさをしっかりと反省した上で、有意義な経験を基に政治の原点に立ち戻り、伝統と創造の会らしい活動を続けたい」と述べた。
総会には衆参の国会議員16人が参加し、海上保安庁の中島敏長官を講師に、北朝鮮籍とみられる木造漁船の漂着が日本海岸で相次いでいる問題などについて議論した。伝統と創造の会は、杉田水脈衆院議員らが加入し現職議員のメンバーは計45人となった。