ラグビーW杯盛り上げたい…夢見る33歳元ラガーマン 脱サラして始めた大冒険とは

 登山経験はほとんどないが、独学で安全登山を学んだ。単独で難しい山は事故防止のためにガイドを付ける。これまでの最難関はヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810メートル)だった。山小屋で出会った登山者が遭難するのを目の当たりにし、肝を冷やした。3月のアタックは雪崩発生で断念し、8月の再挑戦で成功させた。

 12月末から南米最高峰のアルゼンチン・アコンカグア(6959メートル)に挑戦。来年6月にはアメリカ・デナリ(6194メートル)、ロシア・エルブルス(5642メートル)と各大陸最高峰が続々と控える。南太平洋の島国トンガでは人里離れたジャングルを分け入ることも。W杯開催までに富士山を含む残り16峰にトライを決める計画だ。

 「今までラグビーボールを抱えて最高峰に登頂した例はない。その冒険で生まれる物語を共有することでラグビーに興味・関心がない人へのアプローチが可能になると信じている」

オリンピックの影で…日本大会の認知度51%

 きっかけはラグビー競技をめぐる日本の厳しい実情だ。「オリンピックの影で依然としてラグビーが盛り上がっていないことに寂しい思いや、憤りを感じているのは私だけではないはず」と話す。

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