京都市内の百貨店で偽造クレジットカードを使おうとして通報され、逮捕されるマレーシア人が相次いでいる。高級ブランド品を狙っており、今年8月以降で8人に上る。日本はカードの安全性が他国に比べ低く、偽造カードの使用は空港が近い大阪で多発していたが、最近は京都で目立ち始めた。京都府警は、マレーシアで組織的に指示を受けて来日したとみて警戒を強めている。
京都府警組織犯罪対策1課と下京署は8日、不正電磁的記録カード所持の疑いで、ともにマレーシア国籍のコン・ウェン・チュアン容疑者(24)とホ・ミン・リャン容疑者(22)を現行犯逮捕したと発表した。コン容疑者は容疑を認め、ホ容疑者は「偽造とは知りません」と否認している。