龍馬暗殺150年

誰が龍馬を殺したのか、黒幕は…歴史作家・桐野作人氏が「真相」に迫る

 〈講演の後、それぞれの黒幕説に対して、桐野氏を含む4人の研究者による討論も行われた。土佐藩説、紀州藩説、薩摩藩説についてはそれぞれ動機や背景に矛盾点や疑問がある一方、幕府説は他の3説と比べもっとも矛盾や違和感がないというのが共通の見解だった。しかし、断定はせず、最後に県立坂本龍馬記念館の三浦夏樹主任学芸員が「これだと100%決められるものではない。将来、新たな史料が出る可能性もあるし、別の角度から史料を見直すことも重要。まだまだ研究する必要がある」と総括した〉

 桐野作人 出版社編集長からフリーになり、歴史作家となる。主な著著に「さつま人国記 幕末・明治編1〜3」「孤高の将軍 徳川慶喜」など多数。龍馬暗殺についての単行本を来年初めにも刊行予定。