「北前船」が紙芝居に 宮津の森山道子さん、少年の初航海描く

 宮津市の紙芝居作家、森山道子さん(72)の新作「北前船〜荒波に向かう由良の船乗りたち」が3日、同市浜町の市福祉・教育総合プラザでお披露目された。約200人の観客が集まり、スクリーンに映し出された紙芝居に見入った。

 「北前船」は、明治時代に実在した「宝寿丸」に現在の同市由良地区の男たちとともに乗り込んだ15歳の少年、佐吉が初めての航海で社会について学ぶストーリー。船は大阪の港を出て瀬戸内海で塩、東北でコメを買い付けて北海道で売却。その後、ニシンとコンブを載せた船が嵐などの困難を乗り越えて大阪に戻るまでを描いた。

 佐吉らが船の上からふるさとの宮津を見て、そのにぎわいに感動する場面も。観客らは、紙芝居で描かれた佐吉たちの船旅の厳しさや喜びを感じ入っている様子だった。

 森山さんの紙芝居は20作目。過去の作品の上演回数は300回を超えている。森山さんは「佐吉がいろんなことを学びながら成長する姿を見ていただけたらうれしい」と話していた。

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