平昌五輪

ロシア「ボイコット」の強硬論も IOCが5日にも参加是非判断 メドベージェワら厳しいドーピング検査も

【平昌五輪】ロシア「ボイコット」の強硬論も IOCが5日にも参加是非判断 メドベージェワら厳しいドーピング検査も
【平昌五輪】ロシア「ボイコット」の強硬論も IOCが5日にも参加是非判断 メドベージェワら厳しいドーピング検査も
その他の写真を見る (1/2枚)

 ロシアのドーピング問題をめぐり、来年2月に開催される平昌五輪へのロシア選手団の参加が危ぶまれている。世界反ドーピング機関(WADA)は11月中旬、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格停止処分継続を決定。当初予定の7割の選手団の出場にとどまった昨夏のリオデジャネイロ五輪よりも厳しい措置が下されるとの見通しが広がっている。WADA幹部からは「クリーンな選手への大会参加は担保されるべき」との声もあるが、ロシアでは「五輪をボイコットすべき」との強硬論も飛び交っている。(佐々木正明)

元検査所所長が組織的ドーピングを告発

 ロシアのドーピング問題は2014年にロシアの陸上選手が告発。その後、本格調査に乗り出したWADAに対して、モスクワ検査所所長を務め、不正の中心人物だったグリゴリー・ロトチェンコフ氏が協力し、ドーピング漬けになった選手の検査を隠蔽していた数々の工作が暴露された。

 14年のソチ五輪時のドーピング検査場では巧妙な手口で、ロシア人選手の尿検体が保管されていた「クリーンな検体」にすり替えられていたほか、検査官をごまかすため禁止薬物が検知されにくい「カクテル」を作り、選手の筋肉増強などに役立てられていた。

 工作には連邦保安局(FSB、前身はKGB)要員も加わっており、WADA調査チームの責任者、リチャード・マクラーレン氏は「不正の域を越えた犯罪」と断罪。昨年12月の最終報告書では五輪・パラリンピック種目の30以上の競技で1千人超の選手が関与したと報告した。