「なぜ希望の党や民進党と国会で統一会派を組まないのか」とも指摘されますが、統一会派という枠組みの話に引っ張られるあまり、立憲民主党の立ち位置が不明確になるのなら元も子もありません。そもそも、僕は希望の党とのカラーの違いを感じたから合流しなかったのですから。
したがって希望の党と再合流なんてあり得ません。自己否定になってしまいます。立憲民主党と希望の党、民進党が再び1つになって政権交代を目指すべきだとの意見もありますが、衆院選を通じて学んだのは、政権交代が自己目的化してしまったら国民から支持されないという事実です。可能な範囲で野党間の連携、協力を進めることは必要ですが、私は政権交代から逆算する立場とは違います。国民の皆さんは、理念、政策を無視してまで何が何でも政権が代わってほしいとは思わないでしょう。
護憲政党とは違います
立憲民主党は「護憲政党」とレッテルを貼られることがありますが、違います。私自身、政治家として24年間、「あなたは護憲派ですか、改憲派ですか」という質問に「護憲派」と答えたことは一度もありません。憲法が良く変わるなら変えればいいし、悪く変わるなら徹底的に反対する。