自動車盗 進化する電子ロック解除手口 警察との攻防激化

自動車盗 進化する電子ロック解除手口 警察との攻防激化
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 自動車盗の手口が進化している。自動的に車の解錠やエンジン起動ができるスマートキー(電子キー)の特徴を悪用したもので、自動車メーカー側が対策を講じても「いたちごっこ」の状況という。スマートキーの車に標準装備される電子式防犯システム「イモビライザー」を特殊機器で無力化する手口の自動車盗は昨年、全国で1800件以上も確認。最近はスマートキーが発信する微弱な電波を増幅・転送する新たな手口も確認されており、警察当局は警戒を強めている。

わずか数分の犯行

 犯行時間はわずか数分だったという。兵庫県警が4月、強盗に使うための高級車を駐車場から盗んだとして暴力団員の男ら3人を逮捕した事件で、男らが極めて短時間で犯行を遂行していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、男らはイモビライザーを無効化できる機器「イモビカッター」を悪用。窓を割ってハンドル付近にある接続部(コネクター)に機器を差し込み、イモビライザーのプログラムにアクセス。スマートキーにも登録されている電子暗号をリセットして別の暗号に書き換え、車を盗み出した。

 イモビライザーは平成12年ごろから高級車を中心に導入され、近年は新車の標準装備として普及している。ところが数年前からイモビカッターが流通し、車の盗難被害が続発。メーカー側はコネクターを取り除く対策を講じた。

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